六本木ヒルズ2階ヒルズカフェ／スペース（港区六本木6）で2月8日、全国の農山村と企業の協業を推進するイベント「Local Resource Expo（ローカル・リソース・エキスポ） 2013」が行われる。主催は一般財団法人日本グラウンドワーク協会（中央区）。

　1995年に設立され、英国で始まったという「住民・企業・行政がパートナーシップを組み、地域環境の改善を通して経済および社会の再生を図り、持続可能な地域社会を構築すること」を目指す「グラウンドワーク」を推進する全国の団体をとりまとめる形で活動を続ける同財団。同イベントの開催は今回が初めてとなる。

　今回のイベント開催の理由について同財団の担当者は「農山村だけで問題を解決するのはもはや困難であり、企業のアイデアや資金、人材を活用し、協働して問題に取り組むということが今起こりつつあるが、情報交換が不十分な部分があり、企業と農山村双方から機会が欲しいという声を頂いていた」と話す。

　イベントは3部に分かれ、第1部の「隠れた地域資源紹介パネル展示＆地域資源相談会」では北海道から鹿児島県奄美大島まで25の地域や団体がブースを出展、企業などと協働で相談を受ける。第2部のシンポジウムでは275研究所の菱川貞義所長の講演などが行われる。第3部の「交流パーティ with 地域資源スペシャルフード」は、出展地域の食材を使ったスペシャルメニューを味わいながら交流を深める場として設けられ、「すぐにパートナーシップが成立するとは思っていないが、おいしいものを食べながら本音で話していただいて、継続的に情報交換を行う関係ができればうれしい」と担当者。「東京の企業の方が集まりやすく、地方の方にとっても知名度の高い六本木を会場に選んだ」とも。

　開催時間は、第1部＝11時～18時、第2部＝18時～19時、第3部＝19時～20時30分。いずれも参加無料。参加にはホームページから申し込みが必要。