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1000分の1東京模型に3Dプロジェクションマッピング-六本木ヒルズ10周年で

未来都市を思わせるグラフィックが特徴の「FUTURE CITY」

未来都市を思わせるグラフィックが特徴の「FUTURE CITY」

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 森ビル(港区六本木6)は4月23日、六本木ヒルズ開業10周年を記念した「LOVE TOKYO」をテーマにしたさまざまなイベントの一環として、記念ウェブサイト「TOKYO CITY SYMPHONY」を公開した。

六本木ヒルズが楽器やモンスターに変身するカラフルな「ROCK CITY」

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 同社が所蔵している1000分の1スケールの東京の模型に、ユーザーがネット上で自由自在に3Dプロジェクションマッピングを投影することができる同企画。東京の街並みを細部にわたり忠実に再現した都市模型の、小さな建造物の一つ一つの輪郭を切り出し、それぞれの建物に対応した映像を照射する。

 マッピングのモチーフには、未来都市を思わせるグラフィックが特徴の「FUTURE CITY」、六本木ヒルズが楽器やモンスターに変身するカラフルな「ROCK CITY」、日本古来の花鳥風月をイメージした「EDO CITY」の3種を用意。キーボードをたたくたびに各キーに割り当てられた任意のアクションとサウンドが登場し、東京の街を楽器のように奏でることができる。参加者のプレーは、ウェブ上にアーカイブされるほか、アイコンとなって出現。世界中の人々とシェアすることができる。完成した映像は、フェイスブックやツイッターで発信することも可能。

 参加クリエーターは、国内で数々のプロジェクションマッピングを手掛けてきたP.I.C.S.、映像ディレクターにTAKCOM、ウェブディレクター・プログラマー・デザイナーに、Basculeから馬場鑑平さん、渡邊敬之さん、前田定則さん、音楽は坂本龍一さんが主宰する音楽レーベルCOMMMONS所属のアーティスト・□□□(クチロロ)の三浦康嗣さん。カンヌゴールドや文化庁メディア芸術祭グランプリの受賞歴を持つ大八木翼さん(SIX)がクリエーティブディレクターとして指揮を執った。

 使用された都市模型は、同社が所蔵する日本最大級のもの。建物を実際に撮影し、全て手作業で組み立てた精巧な作りで、2009年に行われた東京都のオリンピック招致活動の際、IOC視察団へのプレゼンテーションにも活用された。実際の都市に換算して約2600ヘクタールという広範囲なエリアに3Dプロジェクションマッピングを投影することで、まるで東京の街全体がキャンバスになったかのような新しい映像体験を味わうことができるという。

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