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六本木ヒルズが10周年-国土交通相、都知事らが祝辞

祝辞を述べる太田昭宏国土交通相

祝辞を述べる太田昭宏国土交通相

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 六本木ヒルズ(港区六本木6)が4月25日で10周年を迎え、記念のレセプションが開かれた。

来賓の猪瀬直樹東京都知事(関連画像)

 2003年4月25日、「文化都市」をコンセプトに誕生した同施設。時代をけん引する「街」として成長を続け、来街者数は約4億2000万人、商業施設の売り上げは約4,020億円(いずれも10年累計)を記録した。

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 2008年のリーマンショック、2011年の東日本大震災といった社会的影響を受けながらも、ハード面の強さや高度なタウンマネジメントにより、いち早くその影響から立ち直り、「安心・安全」を街づくりのキーワードとして「災害に強い街」を目指し成長してきた。近年では、「タウン」から「エリア」へという広がりも見せ、六本木の街全体が一体となって取り組む「六本木アートナイト」などは、回を重ねるごとに特に若い世代を中心に認知され、参加者が増え続けている。

 商業施設はこの10年間、基本コンセプトは変えず、社会動向や顧客ニーズを踏まえたリニューアルを行ってきた。その結果、港区を中心とした近隣エリアの在住・在勤者の顧客化が進み、安定した売り上げを維持している。森美術館では2012年後半から開催した「会田誠展」が大きな話題を呼び、約50万人の観客を動員するヒットとなった。

 「『都市の主役は人である』ということをあらためて実感した10年間だった」と同社・辻慎吾社長。「10周年のテーマを『LOVE TOKYO』にしたのは、私たちの街づくりの根底に永々と流れている思いであり、『東京を世界で一番の都市にしよう』という強い願いを込めた」とも。

 「東京のど真ん中、密集しているという地域の中で、都市再生ということが具体的に展開されたということは、極めて重要な、時代を画する意義があった。また、『ビルというのが、実は都市である』という、新しい概念を作った」と来賓の太田昭宏国土交通相、「2020 年の東京オリンピック・パラリンピックを開催するに最もふさわしい国際都市としての東京、その出発点は、その考え方は、この六本木ヒルズのスタートの中に、あるいは六本木ヒルズをつくるプロセスの中で育まれてきたと認識している」と猪瀬直樹東京都知事が祝辞を述べ、「日本が成長を続けるためには、新たな価値を『創造』し続ける『イノベーション』が不可欠。絶え間なくイノベーションを続ける六本木ヒルズのさらなる飛躍を、心より期待しております」と安倍晋三首相からの祝電が読まれると、ジョン.V.ルース駐日米国大使が乾杯の音頭をとり、レセプション参加者約4000人が10周年を祝った。

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