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六本木に板前バル新業態「板前牛肉店 Wa-Gyu」-板前が肉を料理

総料理長の高木雄一さん

総料理長の高木雄一さん

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 六本木に5月7日、和食の板前が黒毛和牛を料理する「板前牛肉店 Wa-Gyu」(港区六本木3、TEL 03-3403-5010)がオープンした。経営は、CANVAS(千代田区)。

内装は照明を落とし、くつろげる空間に

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 店舗面積は80坪、席数は100席。2階という立地で、エントランスや内装には高級感を演出した。「一見敷居の高そうな店に見えて、実はリーズナブルというギャップが狙い」と総料理長の高木雄一さん。都内に3店舗を展開する「板前バル」同様のバル価格を目指し、肉というとイメージの強い焼き肉店に対し、「和食の板前が肉を料理する」をコンセプトに掲げた。

 オーナーが宮崎県の黒毛和牛の生産者と知り合い、1頭買いで安く仕入れられるルートを確立したことがきっかけで開店に至ったという同店。料理人は全員和食店での修業経験があり、一品一品に「和」のテイストを取り込んだメニューを展開する。「最初はどのような料理にしたらいいのか戸惑い、具現化するのが難しかった。和食の『魚』を『肉』に置き換えて考えてみたときにうまくいくように思った」と高木さん。

 刺し身の盛り合わせからイメージしたという「特選 肉盛り合わせ」(1,890円)は、レバーやタン、モモ、センマイなど、部位ごとに低温調理してから、たたきにしたり、炭で炙(あぶ)る。これを、ドライアイスを仕込んだクリスタルの重箱に盛り付け驚きを狙い、土佐じょうゆやゴマ塩油などで食べる。「色々部位の炭火ころがし焼き」(1,029円~)は、一口大に切ったいろいろな部位の肉を炭火で一気に焼き、レアの状態で鉄板に盛る。これをチュニジアの香辛料と和の唐辛子で作る「ハリッサソース」で食べる。

 肉のほか、旬野菜の「焼和ーニャカウダ」(1,029円)が「人気」といい、アンチョビーソースを絡みやすくアレンジした酒盗ソースなどで食べる。宴会コースは、飲み放題プラン3時間を付けて5,000円から用意する。客単価は4,500~5,000円。

「意外なことに女性客が多い。黒毛和牛のほかに、サシが弱く脂っこくない宮城の蔵王牛も用意し、料理によって、好みによって使い分けている」と高木さん。「いい部分のみの天然ラードを使用し、健康にも配慮している」とも。

 ドリンクは、ビール、カクテル(以上550円~)、ハイボール、焼酎(以上450円~)、日本酒、ワイン(以上500円~)などを用意する。

 営業時間は17時~翌5時。

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