増上寺でピーチ・アビエーション「空の安全祈願」-首都圏路線就航で

井上慎一CEOと客室乗務員ら

井上慎一CEOと客室乗務員ら

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 増上寺で6月11日、Peach Aviation(ピーチ・アビエーション、大阪府泉佐野市)のCEO、客室乗務員らが10月からの首都圏路線就航に向け安全祈願を行った。

安全祈願を行う井上慎一CEOら

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 同社は2011年、国内初の本格的ローコストキャリア(LCC)として創業、2012年3月に大阪(関西国際空港)-札幌(新千歳空港)線を就航させ、現在は関西国際空港を拠点として国内6路線、国際3路線を運行する。この日、初の首都圏路線となる大阪(関空)-東京(成田)路線を10月27日から運行開始することを発表する記者会見を開き、それに先立って首都圏路線をはじめとする安全を祈願するため同寺の安国殿で安全祈願を行った。

 増上寺で祈願を行ったことについて同社の井上慎一CEOは「増上寺は徳川家康公の菩提(ぼだい)寺。家康公といえば常勝、負け知らずで長期繁栄した江戸幕府の象徴。東京を切り開いたパイオニアでもあり、LCCのパイオニアであるピーチと重なるところもある。また、関が原の合戦で家康公は、かつて大海人皇子が必勝を祈願して兵士に桃を配り勝利したという故事にあやかり桃配山(岐阜県)に陣取ったということで、桃にも少なからぬ縁がある」とコメント。

 安全祈願には井上CEOと運航乗務員(パイロット)2人、客室乗務員6人、整備士2人が参列、同寺の住職から「黒本尊は徳川家康公が戦勝を祈願した仏様。念仏を唱えるということは、今できることを一生懸命やると誓うということ」という言葉を受け、念仏を唱えるなどした。

 会見では、首都圏路線運行開始に合わせて関東地区における運航乗務員、整備士の裁縫を本格化することも発表、今月17日には港区新橋で運航乗務員の採用説明会を行うという。採用や説明会の詳細についてはホームページで確認できる。

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