六本木で「ソーシャル防災訓練」-帰宅困難者役の参加者150人募集

「けが人がいる」というポイントで、ソーシャルメディアを活用する参加者たち(去年の様子)

「けが人がいる」というポイントで、ソーシャルメディアを活用する参加者たち(去年の様子)

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 六本木で8月31日、「ソーシャル防災訓練」が開催される。主催するヤフー、Twitter Japan、J-WAVE、森ビル(以上、港区)の4社は現在、参加者150人を募集している。

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 災害時に正しく、かつ効果的にソーシャルメディアを利用するための取り組みとして開催する同企画。内閣府と港区の協力の下、内閣府が同日に行う「防災フェア2013」と連携して実施する。

 災害時には、複数の情報入手手段を持つことが重要と言われており、ソーシャル情報を正しく効果的に使うためには、平時から訓練やルールを学ぶことが必要。同訓練では、首都直下型地震発生を想定し、ヤフーが提供する「防災速報」アプリと、港区公式ツイッター(@minato_city)から発災を参加者(帰宅困難者役)へ通知。その後、港区公式ツイッターから避難などの災害関連情報が発信される。参加者は、ソーシャルメディアを活用しながら、指定された正しい場所まで避難する。避難途中にはいくつかのアクシデントを設け、それらをクリアすることでソーシャルメディアの正しい利用法や行動を身に付けることができる。

 去年開催された第1回の訓練には(第2回は悪天候のため中止)約100人が参加。「災害時のソーシャルメディアの利用について、知識だけでなく、訓練することが大事だと思った」など、いかに実践的な訓練が必要であるかの感想が挙がった。

 今回新たな取り組みとして、当日の参加者を募ると同時に、ネット利用者(被災していない想定)にオンラインでの訓練参加を促し、「被災した人たちを助けるための、ソーシャルメディアの活用」「ソーシャル安否確認」についての訓練を行う予定。さらに当日はJ-WAVEがミニFM局を設置し、大規模災害時、インターネットにつながりにくいといったケースを想定し、訓練に関する正しい情報をラジオで提供する。

 参加希望者は、特別サイトから応募する。応募資格は、ツイッターのアカウントを開設しており、当日ツイッターや防災速報アプリにアクセスしながら帰宅困難者役として参加できること。応募締め切りは8月21日12時。

開催時間は9時30分~12時。

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