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六本木で長野下諏訪「御田町」のスタイル展-「手仕事する人」の姿紹介

御田町スタイル mi ta machi style 2013 showcase

御田町スタイル mi ta machi style 2013 showcase

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 六本木のAXISギャラリー(港区六本木5)で9月19日・20日・21日、長野県下諏訪にある「御田町商店街」で「手仕事をする人」を紹介する展示「御田町スタイル mi ta machi style 2013 showcase」が始まる。主催は、御田町スタイル運営チーム、NPO法人匠(たくみ)の町しもすわあきないプロジェクト、下諏訪商工会議所。

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 諏訪大社下社秋宮へ続く大社通りと国道20号線の交差点から伸びる御田町通りに30店余りの商店が立ち並ぶ「御田町商店街」。1911(明治44)年に開通し、前年に創設された製糸工場の行員が行き来する通りとして整備され、1913(大正2)年、御田劇場の完成で町内随一の賑(にぎ)わいを見せた。しかし近年における製糸業の衰退、工場の規模縮小・移転などで通りを行き来する人は激減。2003年にはおよそ3分の1の店舗が空き店舗となった。そんな中、町内の有志が「匠の街しもすわ・あきないプロジェクト」を結成。「諏訪地方の主産業であるものづくりで長年培ってきた人材や手法を活用し、地域資産の向上を目指す」をスローガンに、空き店舗のリノベーションや人が集まるための場づくり、担い手づくりのワークショップなど、さまざまな活動で盛り上げてきた。

 2011年には空き店舗がなくなり、「空きがあれば入居したい」という希望者のウェイティングリストまで登場。全国で商店街内の高齢化が問題視される中、「御田町商業青年部」が発足し、日々の暮らしの中、住む人・働く人・作る人・訪れる人、それぞれが互いに語り合いながら、「育て育つ」まちづくりのスタイルが築き上げられたという。

 同展では、「この街に息づく人と、この街で生まれ・つながった手仕事」を紹介する。出展作家は、教員を退職し、2011年に天然木のスピーカー工房「千万音」を設立した山本祐二朗さん、2011年にオーダーメード家具「SCALE WORKS」を立ち上げ、1人で家具や木工製品などの設計やデザイン・製作までを一貫して手掛ける花岡正太郎さん、2010年に諏訪発のブランド時計「SPQR(スポール)」の商品や修理を扱うサロン「時計企画工房SUWA」を立ち上げた宮澤いづみさん、今春、御田町にオープンした「kiitos/御田町サイクルステーション」で常設展示している木製自転車を制作する安田マサテルさん、2003年に織物の「あざみ工房」を構えた村上彪さん。

 会期中は各作家が常駐し、注文・予約を受け付ける。

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