六本木ヒルズに9月21日、パリの高級チョコレート専門店「ラ・メゾン・デュ・ショコラ」(港区六本木6、TEL 03-3478-7530)がオープンした。
一年中「人気」だというショコラ・ショーはカカオが濃く、甘さ控えめ
店舗面積は37.85平方メートル、席数は10席。1977(昭和52)年、パリのフォブール・サントノレ通りに誕生して以来35年以上にわたり「チョコレートの最高峰ブランド」として世界的に高く評価されている同ブランド。創設者のロベール・ランクスさんは、パティスリーが主流だった時代に「ショコラティエ」のマーケットを広げ、チョコレートを世に送り出した先駆者。1998年11月に日本1号店をオープンし、同店は日本での5号店、都内4号店となる。百貨店以外の商業施設へは初出店。
同ブランドの商品は、パリ郊外で20人のショコラティエが機械を使わず、手作業で作り上げる。部屋には、チョコレートをほどよく冷ますために最適な長い大理石の台が10本設置され、1粒のチョコレートを3日間かけて仕上げる。素材は全て「自然のもの」にこだわり、カカオ豆を3種組み合わせるなど、オリジナルレシピで展開。「最高の素材」を求め妥協はせず、トレンドも見据えながら、仕入れルートやレシピは進化し続けているという。
「六本木ヒルズ店の来客は7割がヒルズのポイントカードを持っていて、銀座や青山よりもヒルズで買い物をされる方が多く、同店の利用が初めての人がほとんど。最初はカフェを作ることを迷ったが、まずカフェで一番人気のショコラ・ショー(945円~)や、ボンボン・ドゥ・ショコラを食べておいしさを知ってもらい、その後贈り物や自分用に購入してもらえたら」と話す同社ジャパン・ディレクターのフレデリック・ジェダさん。
昨年秋からスタートしたシャンパン(テタンジェ・ブリュット・レゼルブ)とボンボン・ドゥ・ショコラ2粒がセットになったメニュー(1,890円)は「とても人気」で、同店オープン後、早速楽しんでいる女性客の姿が見られるという。
季節の商品としては、現在オレンジを使ったチョコレートを展開中。
営業時間は11時~21時。