六本木ヒルズのグランドハイアット東京(港区六本木6)に11月14 日から、東北の子どもたちの支援を目的とした「クリスマスチャリティーエリア」がオープンしている。
開業以来チャリティーに力を入れる同ホテルでは、2011年の東日本大震災発生以降、毎年クリスマスの時期にロビーに「クリスマスチャリティーエリア」を設置、東北の子どもたちにツリーやプレゼントを送るなどの活動を行っている。開業10周年を迎えた今年は毎年設置しているクリスマスツリーに加え、シンボルツリーの「Love Tree」を設置し、1年を通じて宿泊者などに販売されたチャリティーオーナメントなどで飾った。チャリティーオーナメントの売り上げは全額が子供地球基金(渋谷区)を通して東北の子どもたちへの支援に使われる。
14日のオープニングイベントでは、近隣の西町インターナショナルスクールの生徒30人を招いてワークショップを開催。トナカイの扮装(ふんそう)をしてクリスマスリースにデコレーションした。子どもたちが制作したリースは今月末まで同エリアに展示された後、宮城県石巻市の雄勝小学校の子どもたちに贈られる。
同ホテルのクリストフ・ローヴォ総支配人は「震災から2年8カ月がたち、残念ながら忘れ始められている風潮がある。グランドハイアット東京は継続的な支援を重視し、身近なチャリティーの機会をホテルゲストに積極的に提供していきたい」と話した。
同ホテル内のペストリー店「フィオレンティーナ ペストリーブティック」では「クリスマスチャリティークッキー」(600円)、「バロッコハンパー」(2万円)を、各レストランでは「クリスマスチャリティーラブオーナメント」(500円)をそれぞれ販売。オーナメントは売り上げの全額、そのほかは一部が子供地球基金に寄付される。売り上げの約5%が寄付される宿泊プラン「Share the LOVE Charity Stay」も用意する。
12月20日~25日には同エリアでクリスマスチャリティー生演奏も開催する。同25日まで(宿泊プランは30日まで)。