六本木で1月23日、全国のキャバ嬢の中からナンバーワンを決める「全国伝説のキャバ嬢総選挙」ファイナルが行われ、「CLUB ZOO TOKYO」(港区六本木5)のみなみさんがグランプリに輝いた。
六本木のキャバクラを舞台に、女性たちが「幸せ」を求めて懸命に生きる姿を描いた坂口杏里さん主演の映画「ハニー・フラッパーズ」(今夏公開予定)とのコラボイベント。参加店舗に在籍する全国5841人のキャバ嬢の中から厳選された108人がエントリーし、期間中に設けられたサイトでのウェブ投票と指名投票で勝ち抜いた18人がファイナリストとして戦った。ファイナル審査では、同映画に出演する森下悠里さん、矢吹春奈さん、折井あゆみさん、JOYさんらがゲスト審査員として参加。ファイナリストによる接待を受け、獲得点数を合わせ決定した。みなみさんには同映画への出演権が与えられる。
同映画は、海外映画祭への進出も果たした「ユダーJudas-」(2012年)に続く第2彈として製作。前作同様、「女性が女性のために贈る応援映画」をテーマに、メーンプロデューサーや監督も女性が手掛け、シングルマザーを扱うなど、「女性支援」を目的とする。選挙の投票売上金の一部は、NPO法人「STAND」(sports of heart運営団体)や社会福祉法人「全日本手をつなぐ育成会」に寄付する。
製作・配給のアイエス・フィールドの代表・嶋田豪さんは「キャバクラという華やかな世界で、顔を出せない女性も多い。シングル・マザーや目標に向かって地道に頑張っている女性もいる。そういう女性たちを支援していきたいと思い企画した。毎年恒例で風物詩のように映画を作っていければ」と話す。グランプリに輝いたみなみさんについては、「背が高くモデルっぽい容姿。本来は普通のタイプの女性が人気を集めることが多いが、彼女は親しみやすく、気配りが素晴らしい。圧倒的な点数だった」とも。