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六本木ヒルズで「ラファエル前派展」-ミレイ「オフィーリア」など71点

ジョン・エヴァレット・ミレイ「オフィーリア」1851-52年、テート美術館蔵 ©Tate

ジョン・エヴァレット・ミレイ「オフィーリア」1851-52年、テート美術館蔵 ©Tate

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 六本木ヒルズの森アーツセンターギャラリー(港区六本木6)で現在、テート美術館所蔵の「ラファエル前派」の作品を展示する「テート美術館の至宝 ラファエル前派展 英国ヴィクトリア朝絵画の夢」が開催されている。

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 ラファエル前派は1848年、ロンドンでジョン・エヴァレット・ミレイ、ダンテ・ゲイブリエルら若手の作家によって結成されたグループで、ルネサンスの巨匠ラファエロを規範とするアカデミズムに反発、それ以前の美術に立ち返り、リアリズムを追求しながら新たな芸術を生み出す運動を展開した。

 同展は、テート美術館が所蔵するラファエロ前派の作品の中から、グループ結成から1890年代までのものについて、歴史、宗教、近代生活、風景、詩的な絵画、美、象徴主義の7つのテーマに分けて71点を紹介する。

 「歴史」では、歴史画のジャンルに写実性を取り入れこのジャンルにおける近代的な新しい形式を作り上げたことに着目、ラファエル前派の作品として最も知られているものといえるミレイの「オフィーリア」などを展示する。「美」では1860年代以降、純粋に絵画の美的な可能性を追求し、耽美(たんび)主義運動へと接近していったことに注目、日本初公開となるロセッティの作品「ベアタ・ベアトリクス」などを紹介。ロセッティの作品は全19点を紹介する。

 開館時間は10時~20時。入場料は一般1,500円ほか。4月6日まで。

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