西麻布のダイニング・バー「VERANDA(ベランダ)」(港区西麻布3)で2月26日、外国映画の魅力を発信する期間限定のラウンジ「CINEMA LOUNGE 100(シネマ・ラウンジ100) -外国映画に恋する100日間-」が始まった。主催はシネブリッジ(東新橋2)、フロンティアインターナショナル(渋谷区)からなる同プロジェクト実行委員会。
映画鑑賞総人口を広げていくことを目指し、外国映画の魅力を発信する同イベント。開催は今回が初めて。100日間の期間中、店内を外国映画の世界を体感できる空間にするとともに、映画製作者、映画評論家などのトークショーを行う。
店内では、120インチのスクリーンで映画コメンテーターのLiLiCoさんが勧める6作品の紹介動画や最新のハリウッドニュース、トークゲストのオススメ映画ベスト3などを放映。さらに7台のモニターで1930年代からの名作映画をBGV(バックグラウンドビデオ)として上映し、壁にはイラストレーターの高松啓二さんが制作したハリウッドスターのペーパークラフトアートなどを展示。バーカウンターエリアにはハリウッドスターのサインなども展示する。
フードやドリンクも特別メニューとして、WOWOWが配信するスマートフォンアプリ「映画の一皿」で紹介されている劇中に登場する料理を提供。メニューは「ラム肉のチョコレートソース(ショコラ)」(1,280円)、「ミートボールとソーセージのトマト煮(ゴッドファーザー)」(980円)、「クレームブリュレ(アメリ)」、「ラズベリーケーキ(メン・イン・ブラック3)」(以上600円)、「マンハッタン(お熱いのがお好き)」(900円)、「シャンパン・ストロベリー(プリティ・ウーマン)」(1,300円)など。
26日に行われたオープニングで、同実行委員会委員長の長谷川学シネブリッジ社長は「年に1、2回というライトユーザーがミドルユーザーになれば映画鑑賞人口は2億人に届く。特に若い人に映画の素晴らしさを知ってもらいたい」とあいさつ。ゲストとして登場したLiLiCoさんは「本当に映画愛にあふれる空間で素晴らしい。できれば毎年やっていただいて、ハリウッドスターが来日した時に紹介したい。紹介動画ではDVDで見られる作品を紹介しているので、帰りに借りて家で楽しんでもらえるような空間になれば」と話した。
営業時間は18時~翌4時(日曜・祝日は24時まで)。6月5日まで。毎週火曜日には映画関係者を招いてトークイベントを開催。3月4日は映画監督の岩井俊二さん、3月18日は映画評論家の町山智浩さんの出演を予定。トークイベントの料金は一般=1,800円(1ドリンク付き)など。