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六本木のギャラリーでガラス展-季節の言葉からイメージ、サンドブラストで表現

「12カ月」をテーマにサンドブラストで作られた作品

「12カ月」をテーマにサンドブラストで作られた作品

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 六本木・AXISビル内のショップ「SAVOIR VIVRE(サボア・ヴィーブル)」(港区六本木5、TEL 03-3587-0318)で6月11日より、ガラス作家・木越あいさんの展示「Glass Art Exhibition」が開催される。

ガラスを彫るサンドブラスターの前で作家の木越あいさん

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 多摩美術大学卒業後、ガラス作家として活躍する木越さん。宙吹きガラスで表面に薄い層を2色以上重ねて吹き、サンドブラストという技法で色の層を削りグラデーションで見せていくスタイル。1996年には絵本「ペルセウスのぼうけん」(メイト出版)で挿絵としてのガラス作品を制作。1998年から7年間、「Glass house 東京国際ガラス学院」で専任講師を務めたほか、国内のガラス展での受賞経験を多数持つ 。日本橋高島屋をはじめ、銀座のギャラリーなどで定期的に作品を発表。2007年にはシェア工房「門仲トキワ荘」を設立し制作を続ける。

 今回の展示では「12カ月」をテーマに、日本にある季節を表す言葉からイメージした世界を表現する。「例えば2月は氷が溶けてくる『雨水』、3月は虫たちも土から出てくる『啓蟄(けいちつ)』。これらの言葉からのインスピレーションと、そのころに咲く花や、見かける鳥、生き物たちをグラスの上に描いた。「『飲む(使用する)ためのグラス』というより『見るためのグラス』。小さなグラス上のストーリーの中に、見る人を遊ばせられるようなものを作りたい」と木越さん。「一点ずつ色も形も絵も違い、日に透かすとまた違った見え方をする。テーブルに落ちた影もガラスならでは」とも。

 「12カ月」シリーズ以外にも、「ケダモノ」シリーズを展示。「猫のような、オオカミのような、亀のような」と表現する同シリーズの中から、今回はビー玉の「ケモノ玉」を紹介する。ほかに、冷茶わん、パーティーパンチセット、ブローチなどの展示も予定する。

 開催時間は11時~19時(最終日は17時まで)。入場無料。今月18日まで。

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