7月28日に「六本木人に学ぶ、東京ど真ん中の町おこし」をテーマに創刊されたムック本「六本木街本」(エイ出版社)の売れ行きが好調だ。
俳優の井浦新さんが鳥居坂、ロンドンギャラリー、キャンティなどを紹介する「井浦新さんと歩く 大人の六本木」に始まり、朝ご飯の名店を紹介する「Good Morning!六本木」、小山薫堂さんや幅允孝さんが名店の逸品を紹介する「通が教える、わたしの一皿」など、さまざまな切り口で六本木の多様性を取材した。
六本木を地元とする町内会や神社など、流行を取り上げるだけの特集本ではなかなか取材が及ばない街の細部にまでこだわって編集が行われ、「六本木メディアサミット開幕!」では六本木経済新聞やJ-WAVE、六本木未来会議など六本木かいわいのメディアが今までとこれからの六本木について考え、「なぜ今、六本木がおもしろいのか?」では、六本木とアートとデザインの関係を探るべく、六本木アートナイトのアーティスティック・ディレクターを務める日比野克彦さんへのインタビューなどを行っている。
そのほか、ランニングコース・ガイドや「江戸、明治~昭和の歴史」、各大使館に聞く「六本木生活、いかがですか?」などの記事も掲載している。
編集を担当した同社の上野敦嗣さんは「いままでにもグルメ情報を中心としてレストラン特集などはあっても、六本木の街の歴史や住人、著名人たちにとっての六本木エピソードなどをまとめた特集本は意外にも初めて。発売以来、地元六本木はもちろん、訪れる人たちにも好評で売れ行きも好調で、第2弾の制作も検討している」と話す。
価格は864円。