西麻布在住で、西麻布エリアのロックバー「レッドシューズ」(南青山6)、ロックスナック「ラリー」(西麻布1)を運営するアールエスジェーピー(西麻布2)社長の門野久志さんが、訪問記「六本木・西麻布の行ったことない店」で100店を達成した。
レッドシューズが西麻布にあった約25年前から働き始め、現在は住まいも西麻布にあるという門野さん。昨年2月、知人と夕食を食べるところを探していたところ、地元のことをあまりに知らなすぎることに気づいたという。「20年以上西麻布にいるんだから、教える立場でいないといけない。だんだん、中華はここ、イタリアンはここ、焼き肉はここと決まってきて、あまり冒険をしなくなるが、それじゃいけないと思った」と門野さん。
そこで、周辺エリアの「入ったことのない店」に100店入ることを目標に自身のフェイスブックページで「六本木・西麻布の行ったことない店100」という訪問記を公開。「最初は半年くらいで達成できる」と思っていたが、最終的には1年7カ月がかかり、今年9月2日に達成した。
門野さんは「入ってみて、すごく良くてそれから頻繁に行くようになった店もあって、特に『麻布長江』(西麻布1)と『晩鶏』(西麻布1)は本当によく行く。長江はオーナーシェフの同級生がレッドシューズのお客さんだったり、晩鶏は以前よく行っていた店で働いていた方がオープンした店だったり、新しいつながりもできた」と話す。
100店の中にはさまざまな店が含まれ、「西麻布になんでこんなお店があるんだろう」という庶民的な居酒屋「宿呂久」(西麻布3)や「自然派のランチがおいしい」という「GORI」(西麻布1)、知り合いがやっているというバー「Electorik神社」(六本木5)なども。
門野さんは100店を達成し、「『200軒回ってよ』という書き込みなどもあったが、思ったより大変だったので、しばらく休ませてもらって、そのうちまたやりたい。その時には麻布十番もちょっと攻めようかなとも思っている」とも。