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西麻布に日本茶の創造所「souen 櫻井焙茶研究所」-HIGASHIYAから独立

店頭でお茶をいれる櫻井さん

店頭でお茶をいれる櫻井さん

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 西麻布のル・ベイン1階に12月3日、「souen 櫻井焙茶研究所」(港区西麻布3、TEL 03-5786-0024)がオープンした。

「souen 櫻井焙茶研究所」外観

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 「江戸時代に煎茶を広めた『売茶翁(ばいさおう)』のように、日本茶の新しい「楽しみ」や「価値観」を広げ、もっとたくさんの人に伝えたい」と開いた同店。

 店主の櫻井真也さんは、新しい茶のかたちを創造・研究するため、和食料理店「八雲茶寮」、和菓子店「HIGASHIYA」のマネジャーを経て2014年に独立し「櫻井焙茶研究所」を開設。最近では、虎ノ門ヒルズ51階のレストラン「アンダーズ タヴァン」の日本茶メニューの提案・呈茶(ていちゃ)指導や、銀座の中国料理店「揚州名菜 秦淮春」の「白秋の菜点茶遊宴」で講義を行うなど、各地でセミナーなどを行っている。

 店舗面積は約50平方メートル。店内で焙煎(ばいせん)する茶葉の香りが漂う店内では、販売・試飲・テークアウトコーナーを設け、日本各地のお茶(煎茶・ほうじ茶・煎り番茶・阿波番茶・和紅茶・和白茶など)をはじめ、客の要望に応じたブレンド茶などを用意。テークアウト(300円)にも対応する。

 8席を設ける茶房では、お茶やお菓子をはじめ、茶を使ったカクテル(900円~)や、ビール(600円)、日本酒、焼酎、ウイスキー(以上800円)、ワイン(1,200円)、シャンパン(1,500円)なども提供する。

 販売用は常時約18~20種、茶房では約30種類から飲めるという茶葉は、櫻井さんが「いいと思ったもの」を全国から集める。「焙煎方法や、いれ方の違いで味わいが変わること、四季それぞれの味わいがあることを感じてほしい。特にフリーズドライにしたフルーツをブレンドしたお茶は、香料も使わず自然の風味がプラスされた新しい日本茶の提案となっている」と話す。

 営業時間は、11時~19時(茶房は平日23時まで)。月曜定休。ギャラリー・ル・ベインでは12月9日~24日まで、「皆川明+安藤雅信『雪の器』展」に合わせた期間限定メニューを販売している。

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