六本木交差点近く、「吉野家六本木6丁目店」跡に2月16日、北海道羅臼産のカニをメーンにした居酒屋「Crab SAKABA“CARAT”」(港区六本木6、TEL 03-5413-3689)がオープンした。店舗面積は37坪、客席は100席。運営は浜倉的商店製作所(千代田区)。
同社は「横丁プロデューサー」として知られる浜倉好宣さんが社長を務め、これまでに、シャッター街を居酒屋などが立ち並ぶ「横丁」に再生した「恵比寿横丁」や「有楽町産直飲食街」を手掛けたり、経営難の鮮魚店や水産仲卸を「トロ函」や「鰓呼吸」などの「ウロコ ブランド」の居酒屋に再生させるなどしてきた。
同社は、昨年12月、ロシアとの間で締結された「カニの密漁・密輸出防止のための輸入手続き」の影響で、ロシア産のタラバガニの輸入量が減少、国内産のカニの価格も高騰していることに着目。これまで産直品を数多く扱ってきたノウハウを生かし、「日本のおいしいカニをもっと気軽に食べてほしい」と、北海道羅臼産のカニを安価で提供する同店を開いた。カニはイバラガニ、毛ガニ、本ズワイガニなどで、生産者から直接仕入れることで安定量を確保する。
メニューは「オイスター&クラブシューター三種」(1,180円)、「本ズワイガニの刺し身 北海道産生ウニのせ」(1,680円)、「タラバガニの生ウニのせ 和牛『元就』の炙り巻き」(2,480円)、「極太!!生タラバガニと本日の魚介いろいろ宝箱寿司」(3,980円)、「すっぽんスープと本ズワイガニのだんだんワンタンメン」(1,280円)など。
六本木への出店について、担当者は「羅臼のカニを生産者から直接仕入れているので、まだあまり知られていない羅臼のカニの知名度を上げるために、外国人を含め、情報や流行に敏感な方が集まる場所として選んだ」と話す。
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