六本木を中心に神宮外苑から増上寺までの桜の木の分布を地図上に表した「SAKURA MAP」を森ビル(港区六本木6)発行のフリーペーパー編集部が現地調査を基に作成し、3月26日に公開した。
同社の施設に設置するフリーペーパー「HILLS LIFE」に掲載するために企画された同地図。同誌編集部の3人が「ヒルズ桜調査団」を結成し、エリア内をくまなく歩いて桜の木を調査、イラストの地図にまとめた。
地図は「HILLS LIFE 71号」の最終ページに掲載するほか、PDF版もウェブで公開する。西麻布から溜池にかけての六本木通りを中心に北は神宮外苑、南は増上寺までさまざまな場所に点在する桜の木を地図上にイラストで表現した。調査対象の桜はソメイヨシノだけでなく、山桜、八重桜、しだれ桜など、さまざまな種類に及び、大木は大きなイラストで描いた。
六本木ヒルズのさくら坂には「75本の桜並木がゆるやかな坂道を彩ります」と書くなど、名所や穴場などはコメントを加えてわかりやすく表現。ほかに「都心には珍しいオオシマザクラが」「六本木の静かな穴場スポット」「都営住宅裏の抜け道に土手の桜あり」など30以上のコメントを掲載している。
同社広報室の松本瑠里子さんは「六本木でそれぞれのスポットに行く事はよくあっても、意外とその間をつないで歩くということは無いと思うので、この地図を持って歩いてみて欲しい。例えばアークヒルズの裏手の坂道はインターコンチネンタルホテルからサウジアラビア大使館の辺りまで1キロメートルにわたって桜並木が続き、散歩するのにはぴったり。4月3日~5日には六本木ヒルズとアークヒルズでお祭りもやるのでぜひ来て欲しい」と話す。
六本木エリアのソメイヨシノは今週末からが見頃に。六本木ヒルズやミッドタウン、有栖川公園などエリア内の名所はもちろん、青山墓地など隣接する地域の名所にも多くの花見客が集まりそうだ。