東京ミッドタウン(港区赤坂9)デザインハブで4月17日から、第51回企画展「◯◯◯も◯◯◯も◯◯◯も 展:◯◯◯も◯◯◯といえる」が開催される。
2013年に、これからデザインに関心を持つ10代から20代の若者たちに向けて、デザインの持つ楽しさを体感してもらおうと開催された「( )も( )も( )も 展 ~デザインとまなざし~」の続編に当たる同企画。同施設の運営ポリシーである「デザインでつなげ、広げ、育てる」を、クリエーターの領域横断的な目線や表現力、発信力などを通じて体現することを目指す。
参加するクリエーターはデザインとは一見関係なさそうな、サッカー雑誌や演劇チームなど11組。同展のディレクターは「バラエティーに富んだ各分野のプロフェッショナルが自らの専門分野の手法を用いて、異なる領域の魅力を表現する。違うところから見るから分かること、異なる手法を用いるから表現できること。11組のプロフェッショナルによるデザインの反復横跳びに期待してほしい」と話す。
2015年5月創刊予定の「SHUKYU Magazine」は、既存のサッカー誌とは全く異なるアプローチで作られるサッカーカルチャー誌。同展では、サッカーや球体の考察を通して、これからのスポーツの在り方を見つめ直す公開編集部「Pl⦿y B⦿ll」を出展する。
村上慧さんは、2014年4月から自分の生活に「移住を生活する」というタイトルを付け、さまざまな場所で自分の寝室を建てて寝るという移動生活を行っている。同展でも会場に寝室を建て、「六本木の町を自分の家にしてしまおう」という企画を行う。
地理人さんは、7歳のころから実在しない都市地図「空想地図」やバスの路線図を描く活動を行っており、現在はドラマなどで使われる架空の舞台の地図も製作している。同展では人口156万人の中村(なごむる)市という「空想都市」の地図を展示する。
ほかに、日常的なコミュニケーションの「ふり」の中から、演劇的な要素を採集して発表する演劇チームの「快快 -FAIFAI-」の「ふりの採集」、編み物の模様の中から鼻や目などの顔パーツを発見して発表するハイパーニットクリエーター力石咲さんの「あみもの模様から顔を採取しよう」など。
会期中には参加クリエーターによるワークショップも実施予定。六本木アートナイトの今月25日には、出展者を含めたさまざまな領域で活躍する「先生」が授業を行う「◯◯◯も◯◯◯も◯◯◯も 中学校」を開校予定。
開催時間は11時~19時(4月25日は22時まで)。入場無料。5月31日まで。