六本木ヒルズ近くのEXシアター六本木(港区西麻布1)で公演中の黒柳徹子さんの主演舞台「ルーマーズ ~口から耳へ、耳から口へ~」が23日、中日を迎える。
黒柳さんが「ライフワーク」と位置づけ、1989年からほぼ毎年公演を行っている「海外コメディ・シリーズ」。その29作目として上演されている同作品は、ニール・サイモンの作品「ルーマーズ」の翻訳劇で、ニューヨークの郊外にある市長代理の豪邸へ結婚記念日のパーティに呼ばれた4組のセレブカップルが大騒ぎを起こすコメディ。1990年、2006年、2012年に続き4回目の上演となる。
昨年亡くなった高橋昌也さんが2006年と2012年の上演時に演出、今回も演出としてクレジットし、長年演出補を務めていた前川錬一さんが引き続き演出補として舞台を支える。共演は、団時朗さん、かとうかず子さんら。
開始から26年という人気シリーズだけあって、観客も60代から80代を中心としながら、その子や孫の世代まで幅広いという。観客に合わせ公演は昼が中心で、16回の公演の内14回を14時からの「昼の回」で行う。期間中2回、恒例となっている公演後のトークショーも開催。今後の開催予定は27日14時開始の回後。
プロデューサーを務めるパルコ(渋谷区)の田中さんは「黒柳さんは、2時間40分の上演中ほとんど出ずっぱりなのに、26年間お変わりなく驚くほどパワフル。81歳の今でも老眼鏡もつかわないし、健康不安説があったなんて信じられない」と話す。
上演時間は14時~(29日=18時30分~)。料金は一般=9,500円など(29日=1,000円引き)。当日券は開演の1時間前に発売する。今月31日まで。