東京ミッドタウンのシスコシステムズ(港区赤坂9)で6月5日・6日の両日、大学生らが障がい者支援アプリを開発するハッカソン「Criacao Hackathon + Conference 2015(クリアソン・ハッカソン+カンファレンス)」が開催される。
ハッカソンは、ハック(Hack)とマラソン(Marathon)を合わせた言葉で、エンジニアやデザイナーらがチームを組み、あるテーマに沿ってアプリなどの開発を行うイベントのこと。
同イベントの開催は今回が初めて。2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向け、東京をより障がい者にとって「便利」な街にするためのアプリやウェブサービスを、公共機関やインフラなどのオープンデータベースを利用して開発するというもので、参加者として、大学生・大学院生・専門学校生・高専生を約40人募集する。
参加者は、4人1チームに分かれ、およそ1日半をかけ開発を行う。2日目の16時からは各チームによるプレゼンを行い、審査員による審査を経て、グランプリ1チーム、優秀賞2チームなどを表彰する。審査員は矢谷浩司東京大学大学院工学系研究科電気系工学専攻准教授、ライフハッカー日本版編集長の米田智彦さんらが務める。
両日の9時からはブラインドサッカー日本代表の落合啓士さん、高齢者向け食事ビジネスを展開するナリコマホールディングスでマーケティング室長を務める花井譲さんをそれぞれゲストスピーカーに迎えてカンファレンスを開催し、障がい者や高齢者の視点から支援について考える試みも行う。カンファレンスは一般の参加も可能(6月2日までに申し込みが必要)。
同イベントの実行委員会は「このハッカソンを通じて、『知る』ということで、普段の何気ないことが誰かにとっての幸せや笑顔をつくるきっかけになるかもしれない、そんなマインドを持つ人たちが増えていくことが自分の願い」とコメントする。
開催時間は9時~21時。参加無料。応募は同イベントホームページで受け付ける。5月31日締め切り。