ライブドアとフジテレビは4月18日、フジテレビによるライブドアへの資本参加と両社の業務提携に合意したと発表した。和解の内容は、(1)ライブドアグループ会社が保有するニッポン放送全株式のフジテレビへの譲渡、(2)フジテレビによるライブドアへの資本参加、(3)両社の業務提携の3点を骨子とするもの。(1)では、ニッポン放送発行済株式総数の32.40%を保有するライブドア・パートナーズの全株式をフジテレビに譲渡する。買収予定価格は21億円で、5月23日の譲渡後、社名を「LFホールディングス」へと社名変更を行う予定。ただし、フジテレビはライブドアのライブドア・パートナーズに対する貸付金債の買い受け・弁済に合意しているため、買収価格の総額は670億円を見込んでいる。これによりフジテレビは、「LFホールディングス」を通じた間接保有分も含めて、ニッポン放送の発行済株式総数の68.87%を保有する第1位株主となり、ライブドアは17.6%を保有する第2位株主となる。(2)では、ライブドア発行の第三者割当増資にフジテレビが応じるもので、発行総額440億円分を引き受け、増資後12.75%を握り、資本参加を行う。(3)では、両社で「業務提携推進委員会」を設置して、今後、定期的な協議を行う。今回の基本合意により、近い将来、ニッポン放送はフジテレビの完全子会社となり、上場廃止となる公算。
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