東京ミッドタウン(港区赤坂9)で10月16日に始まる「DESIGN TOUCH 2015」で、17日からアーティストや研究者らが「先生」となり野外授業を行う「森の学校 by 六本木未来会議」が開催される。
秋恒例の同イベントのコンテンツの一つとして昨年スタートした「森の学校」は、同施設のミッドタウン・ガーデンを教室に、アーティストらが講義を行うもの。現代美術家の椿昇さんが昨年に続いて校長となり、17日、18日、24日の3日間で9人の講師が「観察」など二文字の言葉をテーマに授業を行う。
17日は、現代建築家の鈴木康広さんの「観察」、情報学研究者のドミニク・チェンさんの「情報」、建築コミュニケーターのチームけんちく体操の「体育」。18日は、恵林寺住職の古川周賢さんの「思惟」、ブック・コーディネーターの内沼晋太郎さんの「本屋」、アートデュレクターの柿木原政広さんの「関係」。24日は、建築家の今村創平さんの「環境」、彫刻家の土屋公雄さんの「自然」、現代美術家の椿昇さんの「対話」。
椿さんは「情報があふれればあふれるほど、静かに自分の言葉で考え抜く自由は奪われていく。メトロポリスの谷あいにひっそり開かれる野外教室で、あなたの学びのハートに火がともるかもしれない。独学の鍵を手に入れるチャンスがきっとこの木陰にはある」とコメントする。
参加は先着順の事前予約制で、定員は20人から32人(講義による)。ホームページから予約する。参加に条件のある講義もあるが、定員にかかわらず立ち見は予約無しで可能。
16日~24日の11時~16時には、自由に参加できる絵画教室も開催。年齢などの条件はなく誰でも参加でき、完成した作品は最終日に椿さんが審査を行う予定。
開催時間は、1限=11時~12時30分、2限=13時~14時30分、3限=15時~16時30分。参加無料。