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増上寺で「日本の新たなデザインの展覧会」AnyTokyo テーマは「美しき多様性」

「Dye It Yourself」を紹介する吉泉聡さん(TAKT PROJECT)

「Dye It Yourself」を紹介する吉泉聡さん(TAKT PROJECT)

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 増上寺の光摂殿(港区芝公園4)で10月24日、「『日本の新たなデザインの展覧会』AnyTokyo 2015」が始まった。

漆塗りの常識を越えた「SHIZUKU」

 これからの暮らしのために生み出された美しいプロダクト、驚くべきアイデア、感動を与えてくれるアートやミュージックなど、さまざまな分野のデザインやアイデアが集結する同展。3年目となる今回のテーマは「DIVERSITY&BEAUTY/美しき多様性」。「デザイン」という言葉がさまざまな角度から取り上げられている今の日本において、既成概念にとらわれず、未来へ向けて国際的に活動するクリエーターたちの活動の一端を紹介する。

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 東京と仙台、ロンドンに拠点を置くビジュアルデザインスタジオWOWから新たに立ち上げたレーベル「BLUEVOX!」からは、日本を象徴する工芸技術「漆工芸」をさらなる高みに導く「SHIZUKU」を紹介。三河仏壇の塗師たちの発案による全く新しい技法で、本来必要な素地をなくし、塗りの常識を超えた薄さの水の滴(しずく)のようなフォルムの酒器を生み出した。

 nendo出身のメンバーによって2013年に設立された「TAKT PROJECT」からは、安価に量産可能なプラスチックの利点を生かし、誰もが簡単に自分らしさを与えることができる「Dye It Yourself」を紹介。吸水性を持つ特殊なプラスチック家具に、ユーザーが思い思いに染色できる。

 建築家でもある板坂諭さんが立ち上げた「h220430」からは、受精した瞬間に卵子から放たれるといわれている微弱な光からインスピレーションを受けたシャンデリア「THE BIRTH」を紹介。病院のドクターからの依頼で作成した作品で、単純なパーツを組み合わせて作ることでコストを抑え量産が可能だという。

 そのほか、ファッションブランド「MINOTAUR」からは、iPhoneに対応したアプリケーションからヒーター装置を起動させると30~60秒の間にアウター内が温かさに包まれるという「MINOTAUR IO COLLECTION」や、東京在住フランス人建築家のエマニュエル・ムホーさんによる「100色シリーズ」の新作インスタレーション、ダンボールの展開図を組み立て、OLYMPUS AIR A01とスマートフォンを装着するだけでさまざまな撮影スタイルを作り出すことができる「DIY CAMERA KIT for OLYMPUS AIR」など。

 新たな試みとして期間中の10月30日、特許庁が主催する「日中韓 デザインフォーラム」を開催する。日中韓の特許庁関係者をはじめ、デザイン、開発実務に携わる立場の登壇者が、来場者と共にデザインがもたらす可能性について広く意見交換を行い、「ビジネス、クリエーティブ、ライフスタイルが融合した未来への気付きにつなげる」という。同フォーラムは、2010年より各国が持ち回りで開催。AnyTokyoが意義に賛同し、日本では2回目となる。登壇者は、デザイナーの石黒猛さん、IDEO Chinaデザインディレクターのトニー・ウォンさん、Daylightクリエーティブディレクターのジュンギ・ソングさん、慶応義塾大学環境情報学部准教授の水野大二郎さん。参加無料。定員は100人(先着)。

 開催時間は11時~20時。入場無料。11月3日まで。

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