西麻布交差点近くに12月11日、「ブッチャー(肉屋)ラボ」を併設した和牛専門焼き肉レストラン「The INNOCENT CARVERY WAGYU SPECIALITY LABO | RESTAURANT」(港区西麻布1)がオープンした。運営はソルト・コンソーシアム(同)。
店名に含まれる単語「Carvery(カーベリー)」は「肉料理を切り分けてくれるレストラン」という意味で、同社ではこれを「肉の持ち味を損なわないように切り分ける」と捉え、その場でカットした肉を最高の焼き加減で提供することを目指した。席数は55席で、客単価は8,000円を想定。
シェフを務めるのは、日本で初めてドライエージドビーフを提供したといわれている「Porter House」を手掛けるなどする岡田賢一郎さん。加えて「和牛コーディネーター」として、和牛の輸出や生産者と海外のレストランとの間のコーディネートなどを手掛ける浜田寿人さんを招いた。
店内に設置された「ブッチャーラボ」には、各地の生産者から届いたさまざまな和牛を陳列するセラーを設置し、セラーの中から好みの肉を好みの量、注文できるシステムを取る。肉のメニューは、宮崎尾崎牛(サーロイン、シャトーブリアン、切り落としなど)、各産地のA5ランクの和牛(ロース、リブ芯、ヒレなど)、特選赤身イチボなど(以上時価)のほか、和牛タン(2,800円)、上ミノ昆布締め(1,000円)などをそろえる。産地にはバリエーションを設け、松阪牛と神戸牛の同じ部位を食べ比べるなどさまざまな肉の楽しみ方ができるよう工夫する。
他のメニューは、前菜(600円~)、冷麺(1,000円~)、ビビンパ(1,200円)など。「特選和牛赤身コース」(7,000円)などのコースメニューも提供する。
営業時間は17時~24時。