六本木ヒルズ近くのFLEG六本木second(港区六本木7)3階に4月15日、スパゲティ店「ヨコイ 六本木Juppy店」がオープンした。運営はワールドジョイ(同)。
「名古屋めし」の一つで、東海地区に100以上の専門店があるとされる「あんかけスパゲティ」を初めて提供したとされる「ヨコイ」の関東初出店となる同店。ヨコイは1963(昭和38)年、ホテルでコックとして働いていた横井博さんが、当時珍しかったスパゲティ専門店として名古屋にオープン。イタリア料理のミートソースをヒントに、デミグラスとトマトを合わせたソースにとろみをつけた「あんかけスパゲティ」を考案した。
約50年にわたり住吉本店と錦店の2店舗で営業してきたが、2015年から甲羅(愛知県)と共同でフランチャイズ展開を開始、現在、愛知県内に2店舗を展開している。
六本木Juppy店は「Resort Dining Juppy」内でランチ時間帯のみ営業する。同店を運営するワールドジョイが甲羅とのコラボ事業を手掛けている縁から出店が決まった。同社の橋本樹里社長は「今回はご縁があってこのような展開になったが、少しでも多くの関東の方々に知っていただけるよう発信していきたい。飲食業界の改新的な試みでもあると考えている」と話す。
スパゲティは2.2ミリの極太麺を使い、ゆでた後ラードで炒めるという調理法も特徴。定番の「ミラカン」(950円)は肉中心の「ミラネーズ」と野菜中心の「カントリー」をミックスしたもので、創業当時に利用客の要望から誕生し定番となったメニューだという。
そのほか、「ボンゴレ」(950円)、「海老ネーズ」(1,100円)、「カントリー」(700円)、「ミラネーズ」「ハムエッグ」(以上850円)を用意。オリジナルメニューとして「北海道十勝産 牛トロプレート」「3日間煮込んだデミグラスソースが絶品のオムライスプレート」(以上1,000円)も提供する。
スパゲッティヨコイの横井信夫社長は「本店と変わらないクオリティーを出せるようメニューを絞って提供することにした。1週間以上かけて作るソースや、こだわりの極太麺など、どれも本店と同じ質のものを提供できると思う」と話す。
営業時間は11時~17時。日曜定休。