![muse style lab六本木店の勝友美さん](https://images.keizai.biz/roppongi_keizai/headline/1463728524_photo.jpg)
六本木交差点近くに今年3月、日本初の女性テーラー勝友美さんのオーダーメイドスーツ店「muse style lab(ミューズ・スタイル・ラボ)」(港区六本木5)がオープンした。
勝さんはアパレルメーカーでセールスやスタイリストの経験を積んだ後、縫製業界に転職。男性社会といわれる業界で技術を習得し2013年に独立、大阪市中央区に1号店を開いた。日本初の女性テーラーとしてメディアでも取り上げられるなど話題となり、女性テーラーのジャンルを開拓。今回、東京への進出が実現した。
同店では、イタリアの伝統的なテーラー「サルトリア」が使う型紙を日本人体型にアレンジして使うなどし、女性ならではの目線でのスタイルの提案を行うほか、女性向けのレディーススーツにも力を入れる。
六本木店の開店とともに、勝さん自身が同店に移り、採寸やスタイリングを担当。生地は、ベルギーの「スキャバル」、フランスの「ドメール」、イタリアの「ロロ・ピアーナ」など、ヨーロッパのブランドに加え、国内産のものや独自に輸入したブランドのものなども取り扱う。価格は、スーツ上下=8万8,000円~、ジャケット=6万6,000円~、コート=9万6,000円~など。通常はオプション料金とされるネーム入れや糸色、ステッチの変更などの料金も含み、完全オーダーメイドスーツとしては低価格を実現したという。
来店は完全予約制で、事前にホームページや電話による予約が必要。オーダーは、新規の場合、約2時間をかけてヒアリングを行い生地やスタイルを選ぶ仕組み。
営業時間は11時~22時。月曜定休。