![エリザベト=ルイーズ・ ヴィジェ・ル・ブランの「ゴール・ドレスを着たマリー・アントワネット」](https://images.keizai.biz/roppongi_keizai/headline/1476933716_photo.jpg)
六本木ヒルズの森アーツセンターギャラリー(港区六本木6)で10月25日から、美術展「ベルサイユ宮殿《監修》 マリー・アントワネット展 美術品が語るフランス王妃の真実」が開かれる。
フランツ・クサーヴァー・ヴァーゲンシェーンの「チェンバロを弾くオーストリア皇女マリー・アントワネット」
18世紀のフランス王妃であるマリー・アントワネットの生涯をテーマに展示を行う同展。同所では定期的にテーマを変えて美術展などの催し物を開催しているが、同展を行うのは今回が初めて。
展覧会では、フランスの画家エリザベト=ルイーズ・ヴィジェ・ル・ブランによるマリー・アントワネットの肖像画をはじめとする絵画や、彼女が実際に使用したという食器や漆器、家具、衣服、彼女に関する資料など計約200点を飾る。ベルサイユ宮殿内にあるプライベート空間である「プチ・アパルトマン」の浴室や居室なども原寸大で再現する。
ベルサイユ宮殿美術館の学芸員であり、同展示会の監修者の一人でもあるベルトラン・ロンドーさんは「最大の見どころは『プチ・アパルトマン』。ベルサイユ宮殿にもともとあった、競売に出された家具などを買い戻しするなどして当時の様子を再現した」と話す。「『プチ・アパルトマン』を再現したのは史上初。足を運んでいただいて実際にご覧になってほしい」とも。
開館時間は10時~20時(火曜と10月27日は17時まで)。来年2月26日まで。