三井不動産などのコンソーシアムは3月23日、2007年春オープン予定の複合開発施設「東京ミッドタウン」のシンボルマークを公開した。同マークは昨年7月、旧防衛庁跡地の開発プロジェクト名が「東京ミッドタウン」に正式決定したことを受け、9月まで一般公募された同施設のシンボルマークで、参加者は9歳~80歳まで、世界45カ国から総数7,893作品の応募があり、昨年12月にグラフィックデザイナーの原野敦史さんの作品がグランプリとなったもの。同マークについて原野さんは「ミッドタウン」の「M」をモチーフに「新しい世界への入り口」「明るい未来に続いていく街」「無限の可能性を秘めた街」を象徴したとしており、立体感や広い空間を表した中心に向かって続いていく造形は、街の施設の奥行きや無限の可能性を表現したとしている。審査委員にはクリエイティブディレクターの東秀紀氏や建築家の安藤忠雄氏、2005年度グッドデザイン賞審査委員長を務めた喜多俊之氏やデザイナーの三宅一生氏らが名を連ね、受賞者の原野さんには副賞として賞金500万円が贈られた。原野さんは1964年・東京都生まれ、広告制作会社勤務のデザイナー。(写真=同施設ブランドマーク)
東京ミッドタウン