西麻布のパイ専門店「ザ・パイホール・ロサンゼルス」(港区西麻布2、TEL 03-6712-5275)が、オープンから2カ月を迎えた。運営は「FSプランニング」(同区)。
2011(平成23)年にロサンゼルスで誕生し、2016(平成28)年に日本初上陸した同店。銀座や新宿にある百貨店に出店したが、新型コロナウイルスの影響により昨年閉店した。路面に出店することでその地域に根付いていきたいという考えから、西麻布に場所を改め、5月1日にオープンした。
メニューは、創業者であるマシュー・ヘフナー氏の母が考案したレシピを基に作った「マムズアップルクランブル」(680円)や、栗、ラム酒を含んだマロンムースを使った「渋皮栗のモンブラン」(745円)など。野菜、ポテト、牛肉を使ったイギリス発祥という「シェパーズパイ」(518円)も用意する。テークアウト販売のみ。
社長の山中勇輝さんは「店のあった場所はもともと友人同士で集まり、イベントなどを行っていたコミュニティースペースだったが、スタッフたち自らが改良した。当初はポップアップストアとして週末だけ営業していたが多くの人に来店いただいたため、常設することにした」と話す。「今後はSDGsのサステナブルとエシカルを意識して、もっと西麻布に根付き、地域から愛されるような店にしていきたい。街の人はもちろん、観光客も気軽に立ち寄ってもらえれば」とも。
営業時間は11時~20時(売り切れ次第終了)。