東京ミッドタウンの「とらや 東京ミッドタウン店」(港区赤坂9、TEL 03-5413-3541)が現在、期間限定の和菓子を販売している。
7種類の生菓子を同店に併設するギャラリーで開催している企画展「和菓子のかたち〇△□」に合せて用意。さまざまな商品を楽しんでもらうため、販売期間をぞれぞれずらして提供する。
現在、△の形にちなんだ「羊羹(ようかん)製「玉柏」(540円)を提供している。白あんを緑色のようかん製で包み紅色のそぼろを添えて仕上げた。硬い岩を表す「玉堅磐(たまかしわ)」にちなむと考えられているという。
5月7日から、「羊羹製『花林』(573円)を提供する。黄色いようかん製の生地に紅いぎゅうひで包んだ白あんを置き、三方から折り合わせて黄梅の花をイメージした。6月1日からは、「琥珀(こはく)製『ルーブルの光・紅』」(508円)を提供。フランス産のボルドーワインを使い琥珀かんでかたどった四角すいは、ルーヴル美術館のガラスのピラミッドをモチーフにしたという。
□の形にちなんだ菓子では、4月11日に「焼物製『玉の江』」(540円)を発売する。玉の江とは美しい入り江の意。四角い生地で小倉あんを挟み水紋の焼き印を押す。
〇の形にちなんだ菓子では5月20日、「焼物製『峯(みね)の春』」(540円)の提供を始める。かすみが立つ富士山の焼き印を押した焼き菓子で、春の趣を日本一の名山に象徴させた黒糖あん入りの商品という。6月17日には、「練製『花晴』」(1本=357円)を発売。従来の形にとらわれない色とりどりのようかんといい、「黄紅」「黒」「紫緑」を提供する。
とらや広報担当の黒川さゆりさんは「造形や発想の面白さが感じられる菓子をそろえた。さまざまな『形』という切り口で和菓子を楽しんでほしい」と話す。
営業時間は11時~21時。販売期間は、「羊羹製『玉柏』」は4月10日、「焼物製『玉の江』」は4月20日、「羊羹製『花林』は5月19日、「焼物製『峯の春』」は5月31日、「琥珀製『ルーブルの光・紅』は6月9日、「練製『花晴』」は6月24日まで。各商品とも数量限定で、当日の準備数に達し次第終了。