森ビル(六本木6)が運営する六本木ヒルズが4月25日に開業3周年を迎えるにあたり、2005年度実績を発表した。来街者数が約4,400万人(前年比100%)、1日平均で平日約11万人、休日約14万人と3年間を通じた安定ぶりを示しており、来街者の構成割合がリピーター7割、初来街者3割、来街目的もショッピングや食事、映画などの目的意識をもって来街する傾向にあるとして、来街者の属性変化が見受けられるとしている。商業施設の売上においては、過去2年間の購買分析に基づいた昨秋以来続くテナントのリニューアルが好評だったとして、前年売上の約420億円を上回る約430億円を計上するほか、「グランドハイアット東京」では、平均稼働率92.63%、平均客室単価39,305円と開業以来好調な水準を維持、オフィスも100%稼動、住宅もほぼ満室稼動といった高水準を示していることから、好調ぶりが伺える。また、「東京の街」「六本木ヒルズのイメージ」に関する意識調査アンケートを実施し、「東京の街の中で“現代の東京らしい”と思う場所は」という質問に対して、2位の青山・表参道エリア(34%)、3位のお台場(32%)を抑えて「六本木ヒルズ」という回答が全体の57.2%でトップという結果となり、「新しい東京の象徴」として強く印象づけていることがわかった。
六本木ヒルズ