西麻布に「天ぷらとワイン しの」(港区西麻布4)がオープンして1カ月がたった。
西麻布の交差点近くにあるカフェ「アペロ」の2階にオープンした同店。席数は、カウンター=6席、個室=1室4席。内装は黒い壁と天井にゴールドを使いシックな空間を演出する。
同店料理長の篠彰喜さんは「西麻布で食べ慣れたお客さまに、もっと気軽に天ぷらを楽しんでほしいと思い同所に店を構えた。コースでの提供にすると、時間やボリュームなどの調整が難しくなることがあるので、アラカルトで提供することにした」と話す。
天ぷらメニューは「季節の海鮮天ぷら」(550円~)や「季節の野菜天ぷら」(440円~)、甘味を出すために焼いた後に揚げる「シルクスイート」(500円)、「対馬の穴子(アナゴ)」(1,100円)、「車海老(エビ)」(1,300円)など。その日の食材からアラカルトで1品から注文を受け付ける。
素材の持ち味を引き出しつつ、ワインや日本酒などの酒とも合うよう薄めの衣で香りを控えめした軽やかな天ぷらに仕立てて提供するという。オリジナル配合の天ぷら塩、自家製の天つゆを用意する。
このほか、篠さんが和食を28年間手がけてきた経験を生かし、刺し身や焼き魚、煮物などの一品料理も提供する。
篠さんは「西麻布という場所柄、2軒目利用も歓迎している。丼などのご飯も用意できるので、ふらっと立ち寄ってほしい。おなかのすき具合に合わせてお酒と共に、一品からでも天ぷらを楽しんでもらえたら」と話す。
営業時間は18時~24時。日曜定休。サービス料別。