期間限定イベント「天空のお月見-六本木の空から観る月は『いとエモし。』-」が現在、六本木ヒルズ(港区六本木6)展望台「東京シティビュー」で開かれている。
「秋の夜長に月を愛(め)でる」をテーマに開く同企画。書籍「いとエモし。超訳 日本の美しい文学」とのコラボレーションにより、展望台からの景色や「いとエモし。」の言葉とイラストで構成した空間が楽しめる。会場には、同施設からの眺めを1200分の1スケールで再現した都心の「ジオラマ都市模型」に月を浮かべたミニチュアの「お月見フォトスポット」も設ける。
森ビル・文化事業部の福岡大輔さんは「『東京シティビュー』からの景色とともに、秋ならではの感情が揺さぶられるすてきな体験を届けたいと思い企画した。都心の眺望と、いにしえの歌人が詠んだ月にちなんだ『和歌』と『エモい』イラストとがコラボした眺望体験として届ける。会場では、お客さまに『月』の和歌を詠んでいただく仕掛けもある」と話す。
10月17日には「東京シティビュー スカイギャラリー1」で、「六本木天文クラブ~観月の夕べ『秋の夜の観月会』~」も行う。
同フロアにあるカフェ「THE SUN & THE MOON」では、店名にちなんだ太陽と月をテーマにしたオリジナルカクテル「フロレゾンムーン」(2,400円)や「サンインザフォレスト」(2,300円)を提供。「東京シティビューショップ」では、「萬久の型ぬきバウム お月見うさぎ・和栗」(594円)、「宙(そら)のメモ」(880円)などを販売する。
福岡さんは「都心の喧騒(けんそう)から逃れ、実際の景色とを見比べながら、いにしえの人々が月を眺めながら詠んだ和歌に思いをはせて、『エモい』月夜を体感しに来てほしい」と来場を呼びかける。
営業時間は10時~22時。入館料は日により異なる。11月3日まで。