
和食店「しおかげん」(港区麻布十番3、TEL 03-6809-3039)が麻布十番にオープンして、10月16日で1カ月がたった。
店舗面積は約56平方メートル。席数は、カウンター=8席、テーブル=8席。大分、宮崎、山梨、神奈川などから仕入れた食材を使った和食料理を提供する。
店主の宮上祐介さんはこれまで六本木や西麻布の飲食店などで働き、20年以上の和食料理の経験を積んだ。「『おいしい』の定義を突き詰めた結果、塩加減が要と考えるに至り、店名にも込めた」と話す。
メニューは、宮崎県産の黒豚を使った「黒豚生姜(しょうが)焼き」(1,800円)や「土鍋ごはん」(1合=1,000円)、「塩豆腐」(600円)、「特選炙(あぶ)り明太子」(900円)、「しおかげんの塩唐揚げ」(1,000円)など。8~10品から成る8,000円と1万2,000円のコース料理も用意する。
アルコールは、奈良県産の「みむろ杉」や岐阜県産の「まる尾」、福島県産の「写楽」(以上1,000円)などの日本酒をメインに、「山椒(さんしょう)トニックサワー」「自家製レモンサワー」(以上900円)などのサワーやワイン、ビール、ウイスキーなどをそろえる。
宮上さんは「和食をテーマに米を主軸に据え、おかずやつまみを合わせて提案する。奇をてらいすぎず、どこか新しく、ありそうでなかった店を目指す」と話す。「人との距離が近い街で出店したいと考え、イメージに近いカラーの麻布十番を選んだ。地元に根差す店にしたい」とも。
営業時間は18時~翌2時(日曜・祝日は23時30分まで)。