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六本木に和食店「吾響」 テーマは「エシカル」、東京産食材使う

「吾響八寸」

「吾響八寸」

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 創作和食店「吾響(ごきょう)-Elemental Restaurant-」(港区六本木3、TEL 03-6426-5916)が六本木にオープンして、12月25日で1カ月がたつ。

肉料理

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 店舗面積は約73平方メートル。席数は、カウンター=4席、テーブル=14席、個室=4席。和食を軸にした「現代和食」を掲げ、家庭料理やおばんざいをベースに、「意外性」を意識した調理法や盛り付けを採用する。食材は東京産をはじめ地産地消を意識し、旬の恵みを取り入れる。認証取得などを意識した「サステナブルシーフード」の活用や、器選びを含めたフードロス削減にも取り組む。

 店名は「五が口(食)を通じて響き合う」という考え方から名付けた。火・水・風・土・空の5つの要素に加え、利用客・従業員・生産者・社会・未来の「五方よし」も重ね、「持続可能性」を意識した店づくりを掲げる。店内は、「派手さよりも温かみのある雰囲気」を意識。メニューはタブレットで提示する「デジタルメニュー」も導入し、ペーパーレス化と業務効率化を図る。

 メニューは「おまかせ」2種(9,900円、1万3,200円)を用意。箱に収めた「八寸盛り」を看板に位置付け、テーブルの中央に置いて取り分けながら味わう提案も行う。「東京シャモおだし」「東京ビーフ ランプ味噌(みそ)漬け」「ブロッコリーと丸十の胡麻(ごま)和(あ)え」「メカジキおでん」などを提供。「北海道産 牛ホホの肉じゃが」などの肉料理のほか、岐阜県飛騨産のブランド米「龍の瞳」を使った銀シャリや、「対馬金穴子のひつまぶし仕立て」、「チョコレートムース 蜜赤ワイン」などの甘味を、これまでにコース内に入れた。

 ドリンクは日本酒を中心に、「義侠」「加茂錦」「十四代」「黒龍」などをグラスで5~8種類そろえ、季節ごとに入れ替える。ビールは三重のクラフトビール「ISEKADO ヒメホワイト」を提供するほか、ノンアルコールのクラフトドリンク「YOILABO」シリーズ(ラウンドジンジャー、ハーバルピーチなど)やコンブチャ、オーガニックジュースなどもそろえる。

 松澤さんは「『エシカル』をテーマに掲げ、料理も酒も、誰かが無理をして成り立つのではなく、関わる人たち全員が心地よく続けられる形にしたい。エシカルや持続可能性に関心のある人はもちろん、これから興味を持つきっかけになるような店を目指す。お客さまも、生産者も、スタッフも、みんながウィンウィンになれる形にしていく。まずはランチから気軽に足を運んでいただければ」と話す。

 営業時間は、11時30分~14時、17時~22時(土曜はディナーのみ)。日曜・祝日定休。

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