東京都は六本木通りの首都高速道路高架下を活用した「六本木タクシープール」を5月31日から運用を開始すると共に、東京都道路整備保全公社は「六本木六丁目オートバイ専用駐車場」を同時に併設した。
両施設は、六本木交差点周辺の渋滞の要因となっている客待ちタクシー待機列の解消と、歩道などの自動二輪車による違法駐車の取締り強化のために設置されたもので、都内の渋滞が激しい交差点を対象に実施されている5ヵ年にわたって続けれられている都事業「スムーズ東京21-拡大作戦-」の一環として行われている。
プールされたタクシーは、「ホテルアルカトーレ六本木」前の渋谷方面のタクシー乗り場と「六本木ビル」前の溜池方面の乗り場に分かれて移動させることによって、交差点付近の渋滞緩和を期待されており、開設後の交差点の渋滞は若干ではあるものの解消されてきている。
防犯カメラが取り付けられた同オートバイ専門駐車場は、小型バイク5台を含めた36台分の駐車スペースを用意。駐車場の利用にあたっては、バイクを一度路肩に停車して、麻布警察署前の横断歩道を渡ってバイクを押して入ることとなる。(写真=六本木六丁目オートバイ専用駐車場)