六本木ヒルズアリーナ(港区六本木6)で1月15日、震災訓練が行われた。
訓練は、街ぐるみの防災体制の整備を目的に、被災時における活動内容の徹底と各種操作を体験することで、被災への意識・知識の向上を目指すもの。今回で4度目となり、当日はレジデンス棟・周辺町会の住民やオフィス棟「森タワー」内のオフィスワーカー、店舗テナントの従業員など約400名が参加した。
会場では地震のゆれを体験できる「起震車体験訓練」や、毛布を使用してけが人を輸送する「救急搬送訓練」のほか、「応急手当訓練」「ロープ訓練」「炊き出し」「心肺蘇生訓練」「消化器訓練」「井戸操作訓練」などを実施。また、麻布消防署(元麻布3)などが出動し、はしご車による救助デモンストレーションのほか、一斉放水も行われた。
六本木ヒルズでは、災害時に「逃げ出すのではなく、逃げ込める街」を目指し、各建物には耐震技術の採用、災害用井戸や非常用発電システムの整備、非常用食料などの備蓄を行っているという。(写真=震災訓練の様子)