東京全日空ホテル(港区赤坂1)は2月20日より、新ホテルブランド「ANAインターコンチネンタルホテル東京」の立ち上げに向けた改修工事を開始する。
「ANAインターコンチネンタルホテル東京」は、全日本空輸と英・ホテルチェーン「インターコンチネンタルホテルズグループ」との資本提携を背景に、4月1日に生まれる両社共同のホテルブランド。改修により、ブランド変更に向けた施設環境面の品質向上と機能面の改善を図る。改修は3月末まで。
改修するのは主に1階から2階正面玄関に上る車の斜路部分。竹林と湧き清水、石の滝、行灯照明などを配し、「日本的情緒」を演出する。また、2階正面玄関外側の天井照明を「光天井」として、暖色の照明に変更するほか、隣接するオフィスビルとの通路にも同照明を採用する。
機能面の改善では、リムジンバス乗り場を主要な動線エリアに移動することで利便性を向上、コンシェルジュデスクを来客者の目につきやすい場所に移動してサービスの強化を目指す。
同ホテルは12月16日にホテル内の禁煙客室数を大幅に増設すると発表するなど改修工事を進めており、今後は客室内装備と宿泊客への新サービス導入なども予定している。(写真=2階正面玄関完成イメージ)