グランド ハイアット 東京(港区六本木6)では2月13日より、今年1月にフランス・リヨンで開催された洋菓子の世界大会「第10回 クープ・デュ・モンド・ドゥ・ラ・パティスリー 2007」本選の総合優勝作品「リベルテ ソヴァージュ」を販売している。
大会は、あめ細工・チョコレート・氷彫刻の3部門の審査があり、製作過程も審査対象となる。日本代表チームとして、同ホテル内の洋菓子店「フィオレンティーナ ペストリーブティック」のケーキ各種やホテル内の様々なペストリーを扱う部門の料理長を務める藤本智美(ふじもととしみ)さんをふくむ3名が参加。課題テーマは「大自然」で、藤本さんはあめ細工を担当。日本チームは総合優勝を獲得した。
藤本さんの作品は、「人間と動物の自然界における共存」をテーマに、キリン、シマウマ、ワニなどの動物をモチーフにした部品をあめ細工でつくり、あめ細工のへら鹿やインパラの角でアクセントをつけたもの。
販売されるのは作品の一部で、バナナを使用したクレームショコラ、バナナのソテー、ダコワーズ、ヌガー、ダコワーズショコラの食感の異なる素材5つを重ねたケーキを、ミルクチョコレートとカラメルでまとめたもの。ケーキ上面にはキリンの足跡がつく。「フィオレンティーナ ペストリーブティック」で販売し、価格はホール=5,250円、ピース=787円。営業時間は8時~22時(4月1日からは9時~に変更)。