三井不動産(中央区)は3月26日、今月30日にグランドオープンを控える「東京ミッドタウン」(港区赤坂9)の記者会見を開き、報道関係者に施設内部を公開した。
会見には、同社の岩沙弘道代表取締役社長、大室康一代表取締役副社長、市川俊英執行役員兼東京ミッドタウン事業部長が出席。同施設について岩佐社長は「日本人が価値と感性を世界に発信する場となり、ビジネス・文化において、東京・日本・アジアの知的創造の中心として創造性と発進力を併せ持った街となることを目指した」と話した。
「東京ミッドタウン」は、旧防衛庁本庁跡地の再開発として2004年5月に着工。開発コンセプトは「Diversity on the Green」で、約10万平方メートルの敷地に、地上54階建ての「ミッドタウン・タワー」を中心に計6つの建物や公園を設ける。
施設内にはホテル「ザ・リッツ・カールトン東京」のほか、「サントリー美術館」、デザイン施設「21_21 DESIGN SIGHT」などがあり、ファッション、インテリア&デザイン、レストラン&バー、フード&カフェ、サービスのジャンルで130以上の商業店舗が出店する。
30日の10時15分からはオープニングセレモニーを開催。オープニングイベントでは、「21_21 DESIGN SIGHT」の設計を担当した建築家・安藤忠雄さんの基調講演(31日)などが予定されている。(写真=公開された商業棟「ガレリア」内部)