夢の街創造委員会(本社=大阪市)は5月7日、3月末に開業した大型複合施設「東京ミッドタウン」(港区赤坂9)内に勤めるオフィスワーカーやレジデンスの住民を対象にした宅配・デリバリーサイト「ウェブデリ」のサービスを開始した。
同サイトは、同社が運営するデリバリー専門サイト「出前館」のAPI(アプリケーション・プログラム・インターフェース)を使用したもので、施設内に出店する店舗へ注文・宅配をオーダーすることができるもの。サイトへのアクセスは施設内の在勤者や住民などに限定される。大型複合施設を対象とした専用デリバリーサービス構築は、同社では初のケースという。
参加テナントは、「Pizzeria-Trattoria Napule」、「とらや」、「Okawari.jp」、「NIRVANA New York」、「平田牧場」、「STARBUCKS COFFEE TOKYO MIDTOWN COMPLEX STUDIO」、「patisserie Sadaharu AOKI paris」、「SILIN 火龍園」、「鉄板焼ステーキ 喜扇亭」、「浅野屋 」、「IDEE CAFE PARC」など約30店。サービス利用料は無料。
同社では、サービスの特徴として「会議や来客を見込んだ食事手配」「店舗側のスムーズなオペレーションに貢献」「混雑時の施設外へのユーザー流出の防止」などを挙げている。アフィリエイトが主な収入で、利用人数、売り上げの見込みは非公開。同社広報担当者は「オフィスからのまとめての注文を見込む」と話している。(写真=ウェブデリ)