特集

六本木経済新聞、赤坂経済新聞主催!「サローネ・イン・ロッポンギ」とは

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「サローネ in 六本木」とは
世界最大の家具見本市「 ミラノサローネ」で近年注目を集めているのが日本のデザイン力です。しかしそのことはあまり日本では知られていません。そこで、アートの街として発展してきた六本木で「世界に羽ばたく日本のデザイン」を、紹介しようというのがこの「サローネ in 六本木」なのです。



ミラノサローネって何?
1961年にイタリアの家具職人たちのビジネスの場としてはじまったミラノサローネは、1967年に国際見本市となり、2006年に本会場を郊外のローフィエラ・ミラノに移しさらに規模を拡大、メインのミラノ国際家具見本市のほか分野ごとの見本市や若手作家が作品を発表する「サローネサテリテ」などを行っている。市内では家具にとらわれない様々なデザインやアートを発表する「フォーリサローネ」が1970年代から発展、現在はさまざまな地区がそれぞれに特色を持ったイベントを展開している。

ミラノサローネと「nendo」

非常に印象的なインスタレーションを展示していただいたnendoの佐藤オオキさんにミラノサローネについてお聞きしました。

「ミラノでは、建築家がコップをデザインしたり、インテリアデザイナーが車の内装をしたり、様々なクリエイターが自由な発想でデザインをしているのが印象的でした。それで、形、大きさ、色が変わる粘土のように柔軟な発想でデザインしたいと社名も「nendo」と名づけたんです。
ミラノサローネにはプロも一般の人も楽しめる要素があります。日常の中の新たな気づきをもたらすのがデザインの魅力ですが、ミラノサローネというのはまさにそういう場で、小さな気づきがたくさん点在することでデザインが世の中を豊かにするものだと感じられるんだと思うんです。」

日本企業の活躍
ミラノサローネでの日本企業の活躍は非常に顕著なものがあります。会場ではPanasonic、マツダ、東芝などの企業の活躍を映像で紹介しています。例えばPanasonicは、2012年、ミラノ大学に、太陽光パネルと透明なポリカーボネートでできた「光合成」をするパビリオンを設置、建築家の平田晃久氏が会場構成を行いました。発電された電気は蓄電池に蓄えられパビリオンを取り囲む回廊をLED照明で照らし、「Elita Design Awards」グランプリを受賞しました。



会場には、nendoが大塚家具とコラボレーションした家具「Edition Blue」も展示しています。この椅子やソファーに触れることで、ミラノサローネという国際的な大きなイベントが、実は私達の手の届くモノともつながっている、そんなことを感じていただけるのではないでしょうか。「デザイン」というのは遠いものではなく、私達の日常に常に存在するものだという「ミッドタウンデザインタッチ」の考え方は、舞台がミラノであっても通じるものなのです。

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