日本ポラロイド(港区)は6月15日、国際文化会館(六本木5)で同社がサポートするアートプロジェクト「チベトロニカ・プロジェクト」の活動報告会を開催した。
チベトロニカ・プロジェクトは、マルチメディア・アーティストのモーリー・ロバートソンさんがプロデュース・総指揮を務めるアートプロジェクトで、モーリーさんらが実際にチベットを訪れ、直接触れて実感したことを日記、写真、映像、音声等でレポートするもの。モーリーさんらは約2カ月間かけてチベット自治区ラサ等を取材。映像配信には「iTunes」や「YouTube」、ポッドキャストには「Skype」を使用しており、スカイプ・コールでの日本、パリ、テキサス等を結んでの放送なども実施したという。
モーリーさんは、ミュージシャンとしてデビュー後に渡米し、ハーバード大学を卒業した。J-WAVEなどでラジオ・パーソナリティーとしても活躍するほか、自身でポッドキャスト番組「i-morley」を配信、同プロジェクトでも毎日配信を行った。プロジェクトにはこのほか、作曲家の菅野由弘さんらが参加し、モーリーさんが現地で取材した音素材をインターネット経由で日本へ送り、菅野さんが組曲を制作した。
同社の伊藤裕太代表取締役社長はプロジェクトサポートの理由に「サポートを通したブランドイメージの発信」を挙げており、「(サポートを通して)世の中に良いコンテンツを作っていくお手伝いをしたい」と話した。