六本木ヒルズアリーナ(港区六本木6)に8月22日、BMWの量産型水素・ガソリン駆動方式セダン「Hydrogen 7(ハイドロジェン・セブン)」が登場した。
ハイドロジェン・セブンは「BMW7」シリーズをベースにしたモデルで、排気ガスを出さない水素エンジンを搭載する。昨年11月に初披露され、今年7月に公道走行試験を目的に国内に導入されている。
当日は、森ビル(六本木6)の森稔代表取締役社長と森美術館の森佳子理事長が試乗を行った。同車はこれまでにも、世界の政界・実業界・社会のオピニオンリーダーに向け貸与されている。
同車の普及に関してビー・エム・ダブリュー(本社=千葉市)の持田伊佐人広報室室長は、「実用・販売・量産が可能な車が既にここにある。やる気になれば作れるということをメッセージとして出したい」と話しており、市場導入に向けては水素を供給するインフラ整備等が課題となる。
同車は今後、札幌、仙台、大阪、名古屋、神戸、福岡、下関、京都へキャラバンツアーを実施する予定。