国立新美術館(港区六本木7)で2008年2月に開催される「第11回 文化庁メディア芸術祭」の受賞作品が12月4日発表された。
主要4部門の大賞作品は、エンターテインメント部門が各方面で話題を呼んだ「Wii Sports」、アート部門が原爆ドームに関する記録写真1,000枚を用いた映像作品「nijuman no borei」(ジャン ガブリエル ペリオさん)、アニメーション部門が河童と少年のひと夏の出来事を描いた「河童のクゥと夏休み」(原恵一監督)、マンガ部門が死刑囚と刑務官の日常を描いた「モリのアサガオ」(郷田マモラさん)。応募総数2,091点の中から、大賞を含む24点が受賞した。
「文化庁メディア芸術祭」は1997年より開催されており、新しい表現技法を用いたメディア芸術作品を対象に、毎年数点を表彰し、受賞作品展などを通して紹介している。
同館での受賞作品展は2月6日~2月17日の期間開催され、受賞作品に審査委員会推薦作品をあわせた162点を紹介する予定。