タカラトミー(葛飾区)は4月7日、東京タワー(港区芝公園4)のミニチュアフィギュア「東京タワー物語」を発売する。
同商品は今年12月に東京タワーが開業50周年を迎えることを記念して発売するもの。1958年~2008年までの変遷を精巧に再現するのが特徴。大きさは実物の2,000分の1スケールで、高さ=約17センチメートル、幅=約6.5センチメートル。全国のコンビニエンスストアや雑貨店、ホビーショップで販売する。製作にあたり日本電波塔(芝公園4)が協力・監修を行った。価格は630円。
ラインアップは全10種類。通常の彩色が施されたもののほか、透明タイプのもの、平成元年以降のモデルにはLEDでライトアップされるバージョンも揃える。塔内部のエレベーターや鉄骨、側面のアンテナ、形状、地表のマーキング、カラフト犬の銅像など精巧に再現しており、東京タワーの担当者は「相当古い写真なども探し出して提供した。タワーにとっても資料的価値の高い出来だと感じている」と話す。
タカラトミーの広報担当者は「これまでにも飛行機や世界の艦船などのミニチュアを展開しており、コレクション性の高い大人向けのフィギュアとして好評を得てきた。近年『昭和』がブームになっており、東京タワーが50周年を迎えるということから、この商品を企画した」と話す。東京タワーのミニチュアは、これまでにセガトイズ(台東区)が500分の1スケール(高さ=約66.6センチメートル、13,330円)のものを販売しているが、「価格も手ごろで、歴代の姿を再現していることが特徴」(同)と、従来品との差別化をはかる。
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