東京タワーに多目的ホール新設、50周年事業の一環で

写真=東京タワーホール

写真=東京タワーホール

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 東京タワー(港区芝公園4)は3月22日、開業50周年記念事業の一環として実施する「タワーホール」と「大展望台行きエレベーター2号機」の全面リニューアルを完了し、一般利用を開始した。

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 タワーホールは、利用客の休憩所・食事スペースとして利用していたタワー直下の「フットタウン1階」内にあるスペースで、全面リニューアルを機に「東京タワーホール」と名称を改め、写真展などの文化行事や企業セミナーなどのイベント開催にも対応する多目的ホールとして運営する。

 リニューアルでは、エントランスに LEDを使用したアーチ型のゲートを新設し、内装はモノトーン基調で統一する。面積は約274平方メートル。リニューアルにあたり日本電波塔総合企画部の高村啓之さんは「近隣の方の利用のほか、広く認知されている東京タワー内のホールということで、会場の場所が簡単に理解いただけるという利点により、多くの方に利用してもらえれば」と話し、観光客のみにとどまらない来場者の獲得を目指す。

 大展望台行きエレベーター2号機は、「UNIVERSE(宇宙)」をテーマにリニューアルを行った。天井にLED内蔵の球面照明を設け、エレベーターの上昇時に効果音に合わせて照明を変化させるなど「展望台(宇宙)に飛び立つ宇宙船」を演出する。あえてガラス面を少なくし、照明による演出効果を高めることで、展望台到着時に扉が開いた瞬間、目の前に広がる東京のパノラマ風景に、より一層感動してもらう仕掛けだという。

 東京タワーでは、開業50周年記念事業の一環として3台の大展望台行きエレベーターすべての改修を予定しており、昨年12月に3号機を「光のルービックキューブ」というテーマでリニューアルした。残る1号機は2008年8月にリニューアル予定で、テーマは「UFO」。3台合計の総工費は6億5,000万円に上り、高村さんは「エレベーターは、来塔するほとんどのお客さまが利用する設備で、東京タワーの顔。エレベーターを新しくすることで、これからも多くの方に愛される施設であり続けたい」と意気込みを語る。

東京タワーに「ルービック・キューブ」エレベーター、50周年記念で(六本木経済新聞)東京タワー

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