ビルボードライブ東京(港区赤坂9、TEL 03-3405-1133)で4月22日と23日の2日間、「細野晴臣&ワールドシャイネス」の公演が行われた。
ビルボードライブ東京はステージイベントを鑑賞しながら食事が楽しめるクラブ&レストラン。昨年8月の開業日には、ロックバンド「スティーリー・ダン」がこけら落としを飾り、以降ラリー・カールトン、マイケル・フランクス、ベイビーフェイス、ジェーン・バーキン、ボビー・コールドウェルなど、海外の大物アーティストが出演。昨年12月に井上陽水さんが日本人として初の公演を行った。
細野さんは2日間で4公演を実施した。公演2日目のファーストステージには、幅広い客層が来場。「はっぴいえんどやYMOなど、長きに渡って多くの音楽を手がけられており、コアな音楽ファンが多い」(同店を運営する阪神コンテンツリンクの広報担当者)という。開演前には、細野さん自身が「公演は必ず見に行くほどのファン」というコメディアンの清水宏さんが約10分の「前座」を務め、観客の笑いを誘った。
前座の後、カウボーイハットをかぶった細野さんとバンドメンバー5人が登場。「Pom Pom 蒸気」を皮切りに、「PISTOL PACKIN' MAMA」「BODY SNATCHERS」など昨年9月に発売したアルバム「FLYING SAUCER 1947」の収録曲や、「Caravan」「I'm a fool to care」など往年のナンバーを演奏。合間のMCでは「疲れた」と漏らすことが多く、「カントリーは歌うのが大変。このバンドは今日で解散」などのジョークでファンを驚かせた。ラストの「Mr.Sandman」ではメンバーのコシミハルさんとともにダンスを披露し、観客を大いに沸かせた。アンコール曲の「はらいそ」を含め全12曲、約1時間20分のステージとなった。
同担当者は「チケットは発売から1~2日ほどで完売した。細野さんに登場いただいたことで『本物の音楽を提供する』という姿勢を、より打ち出せたと考えている」と話す。同店では今後、5月に日本人女性として初となる石川セリさん、6月に「Jimmy Copley&Char」や「キリンジ」など日本人アーティストによる公演を予定している。
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