2003年に開業した六本木ヒルズ(港区六本木6)が4月25日で開業5周年を迎えた。
ビジネス、文化の両面で様々な話題を提供する同施設は、「アーテリジェントシティ」をコンセプトに2003年に開業した。開業以来の来街者数は累計で約2億人。内訳は初年度=4,500万人、2004年度=4,400万人、2005年度=4,400万人、2006年度=4,300万人、2007年度=4,200万人となる。森ビル(六本木6)によると、初年度は初来街者が全体の約8割を占めたが、現在では3割に落ち着き、7割がリピーターとなっているという。
六本木ヒルズ展望台の東京シティビューと森アーツセンターギャラリー、森美術館を合わせた開業以来の入館者数は約900万人。内訳は初年度=220万人、2004年度=200万人、2005年度=180万人、2006年度=150万人、2007年度=160万人となる。
2007年度の人気イベントとしては、東京シティビューで開催した水族館イベント「スカイアクアリウム」が約25万人を動員し、展望台で実施されたイベントで最高記録となった。また、森美術館で開催した「ル・コルビュジエ展」がのべ約59万人の来館者数を記録し、開館記念展に次ぐ同館史上2番目の来館者数を記録した。
2007年度の商業施設の売上は、前年を下回る415億円。5周年に合わせて今年1月から進めている商業施設の大幅なリニューアルの影響が考えられるという。過去の売上は、初年度=460億円、2004年度=420億円、2005年度=430億円、2006年度=440億円と推移している。
このほか、同施設の「六本木ヒルズクラブ」では、現在3,500人の会員(男性=2,800人、女性=700人)を持ち、30~40代が約4割を占め、2割は外国人会員が占める。
東京ミッドタウン、初年度来街者数は3,500万人-売上306億円(六本木経済新聞)「ル・コルビュジエ展」が史上2番目の来館者数を記録-森美術館(六本木経済新聞)ヒルズ展望台に巨大アクアリウム、「ペリエ カフェ」も併設(六本木経済新聞)六本木ヒルズ、リニューアルに合わせ大規模閉店-春と秋に新店舗(六本木経済新聞)六本木ヒルズ、今春から商業テナントを大幅リニューアル-新店舗50店(六本木経済新聞)